紙で作るお花をご想像いただくと、一番に思いつくものは何ですか？

幼い頃に折った折り紙のお花、幼稚園や小学校の行事で学校を装飾するフワフワの丸い花紙、そして最近ではインテリア用に100円ショップやホーセンター等でも、お花の形に切り抜かれた紙製のお花の飾りなど、紙でお花を表現することは古くから受け継がれているユニークな発想ですね！

紙で制作されたお花は、意外と身近にたくさんあります。

もちろんフレッシュフラワーの持つ鮮やかさな瑞々しさや、上品な香りや、一時を刻む儚い美しさは紙のお花にはありませんでした。

しかし、紙に命をふきかけ魅力的なペーパーフラワーを作り出すアーティストが話題になっています。

アメリカシアトル郊外在住のKate Alarcónさんの作品です。

フレッシュフラワーと見間違うほど、ゴージャスで色鮮やかに咲き誇るペーパーフラワー。

思わず手に取り、顔を近づけて香りを楽しみたくなるほどに、繊細に制作されています。光をあてると、花びらの繊維までリアルに表現されています。

Kate Alarcónさんの作品は、クレープペーパーを使用しています。クレープペーパーとは、ラッピングで使用されることが多く私達の身近にある紙です。

他にはない和紙のような手触りで、加工をすると強度が上がるので、梱包材や緩衝材として使用されることもあり、近年ではカラーバリエーションも増えインテリアやハンドクラフトの材料として注目されています。

そのクレープペーパーで、手がけるペーパーフラワー。シワ加工を施すことにより、フレッシュフラワーの繊細な表情を再現しています。

ゴージャスなバラやダリア、可憐なスイセン、多肉植物まで、フレッシュフラワーのようなこの臨場感はクレープペーパーを何枚にも重ねて作りだされています。

花の美しさを多彩に表現したペーパーフラワーに、これからも注目が集まりそうですね！

情報元:The Cobra Lily