今年のクリスマスは“花”で差がつく|ニコライ・バーグマン&日比谷花壇に学ぶ冬のフラワーデザイン


気づけば、街はすっかりクリスマスムード。

イルミネーション、プレゼント、ディナープラン…とイベントは盛りだくさんですが、実は「空間の印象を一瞬で変える最強アイテム」はフラワーアレンジメントだったりします。

花をひとつ置くだけで、部屋の空気は一気に「冬」と「特別」に切り替わる。

自分のために飾るのもいいし、大切な人への贈り物としても間違いない。それが、クリスマス&冬のフラワーデザインの魅力です。

今年の冬は、派手さよりも「上質」「静かな華やかさ」「インテリアとの調和」がキーワード。

この記事では、今季のクリスマス・冬フラワーデザインのトレンドと、特に支持の厚い

  • ニコライ・バーグマン

  • 日比谷花壇

この2ブランドを軸に、“大人が失敗しない花の選び方”をまとめました。


今年のクリスマス&冬のフラワーデザインは「静かなラグジュアリー」

少し前までのクリスマスフラワーといえば、赤・緑・ゴールドで「これぞクリスマス!」という、分かりやすい華やかさが主流でした。

ですが、今年の傾向は少し違います。

  • 赤一色に寄らない、ホワイト×グリーン基調

  • くすみカラーやグレーを取り入れた、大人っぽい配色

  • ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、長く楽しめる素材

  • インテリアと自然に溶け込む、主張しすぎないデザイン

つまり今年は、

「イベント感を前面に出す花」よりも、「日常の延長線上にある、上質な冬の花」

が選ばれています。

これから紹介する2ブランドは、まさにこの空気感の象徴的存在です。


ニコライ・バーグマンがつくる“空間ごとデザインする花”

 
 

ニコライ・バーグマンのフラワーデザインは、「花を飾る」というよりも「空間そのものをデザインする」という感覚に近いと言われます。

特徴はとにかく一貫した世界観。

  • フラワーボックスという完成された形式美

  • 色数は少なく、構成は極めて緻密

  • クリスマスでも、赤一択ではなく

    白、くすみ系、グレー、深いグリーンを多用

  • 華やかだけど、うるさくない

  • 可愛いよりも、圧倒的に“美しい”

飾った瞬間に、部屋の空気が一段階上がる。

それがニコライ・バーグマンの花です。

どんな人に向いているか

  • インテリアや空間の雰囲気を大切にする人

  • 店舗、オフィス、応接スペースに飾りたい人

  • 恋人や奥さんへの「絶対に外したくないギフト」

  • 安っぽく見える花がどうしても苦手な人

価格帯の目安

  • 小サイズ:8,000円前後〜

  • 中サイズ:15,000円前後〜

  • 大サイズ・特別仕様:30,000円以上

決して安くはありませんが、「空間の格が上がる」という意味では、むしろコスパがいいと感じる人も多いブランドです。


日比谷花壇は“誰にでも安心して贈れる王道”

 
 
 

一方で、日比谷花壇は「迷ったらここ」と言われるほどの安心感を持つ王道ブランド。

  • 王道の赤×緑のクリスマスアレンジ

  • ナチュラル系・大人系の冬デザイン

  • 生花、プリザーブド、鉢物まで選択肢が非常に幅広い

  • クリスマス→お正月まで流用できるアレンジも豊富

  • 全国配送・法人対応に強い

「派手すぎず、地味すぎず、ちゃんと季節感がある」この“ちょうどいいバランス”が、日比谷花壇の強さです。

どんな人に向いているか

  • 両親・親戚・目上の方へのギフト

  • 会社関係、取引先、スタッフ向けの贈り物

  • 家に気軽に飾る用のクリスマスフラワー

  • 初めてフラワーギフトを贈る人

価格帯の目安

  • 3,000円台:ちょっとしたギフト

  • 5,000円〜10,000円台:最も選ばれている価格帯

  • 15,000円以上:特別感のある大型アレンジ

「失礼にならない」「変に気を遣わせない」この安心感は、やはり老舗ならではです。


クリスマスフラワーは“飾る場所”で選ぶと失敗しない

花選びでよくある失敗は、「花単体では素敵なのに、部屋に置いたら浮いた」というパターンです。

失敗しない考え方は、“どこに置くか”から逆算すること。

  • リビング → ホワイト×グリーン、ナチュラル系

  • 玄関 → 季節感が分かりやすい赤や深緑

  • 書斎・仕事部屋 → 主張しすぎないモノトーン

  • ダイニング → テーブルの色味とケンカしない配色

このポイントを意識するだけで、「オシャレに見える確率」は一気に上がります。


ギフト用フラワーで失敗しがちなポイント

実は、フラワーギフトで“地味に多い失敗”がいくつかあります。

  • サイズが大きすぎて置き場所に困る

  • 香りが強すぎて好みを選ぶ

  • 生花なのに水替えが必要な説明を忘れる

  • 赤×赤で派手すぎてインテリアと合わない

迷ったときは、

  • ホワイト×グリーン

  • プリザーブドフラワー

  • ボックス型

この3つのどれかを選んでおけば、まず大きく失敗することはありません。


冬の花は「クリスマスが終わってから」が本番

意外と見落とされがちですが、冬のフラワーデザインは「クリスマス以降」の方が長く楽しめる という特徴があります。

  • 12月:クリスマス

  • 1月:お正月

  • 2月:冬の終わり〜早春

特に最近は、

  • 松 × 椿 × グリーン

  • 和モダン × 洋風

といった、“季節またぎ”のアレンジも増えています。

「1週間で役目を終える花」ではなく「冬のあいだ、ずっと空間を彩る花」この考え方が、今のトレンドです。


まとめ|今年の冬、花を選ぶならこの考え方で

今年のクリスマス&冬のフラワーデザインは、

  • 派手さよりも上質さ

  • イベントよりも日常との調和

  • 赤×緑から、白×グリーンやくすみカラーへ

がはっきりとした流れになっています。

  • 世界観と完成度で選ぶなら → ニコライ・バーグマン

  • 安心感と実用性で選ぶなら → 日比谷花壇

この2ブランドを基準に考えれば、クリスマスの花選びで迷うことはほぼなくなります。

今年の冬は、「いつもより、少しだけいい花。」それだけで、部屋の空気も、自分の気分も、きっと変わります。