こんなにきれいなお花、本当に食べられるの⁉
と、口に入れることをためらうほどの華やかな食用花、エディブルフラワーの人気が再燃しています。
エディブルフラワーが、オシャレなレストランのサラダやデザートにちょこんと乗せられている様子は、多くの方が目にしたことがあるでしょう。しかし、最近では、エディブルフラワーをふんだんに飾り付けたメニューが豊富になってきました。
また、ご家庭のお料理にもエディブルフラワーを採り入れられる方が続々!
その背景には、インスタ映えをはじめとする、SNS上での写真人気があるようで…?
そんな、第2次ブーム到来とも言える、エディブルフラワーを再チェックします!
エディブルフラワーって?
「エディブルフラワー」は英語で 「edible flower」、食べられる(Edible)お花(Flower)を意味します。日本語で言うと「食用花」です。
食用花の歴史は古く、各国で様々なお花が食卓に上ってきました。日本で身近な食用花を挙げるなら、菜の花やふきのとう。桜の塩漬けや、お刺身に添えられたシソの花穂なども、なじみ深い食用花です。
また、普段私たちが何気なく食べている野菜の中にも、花の部分を食べているものがあります。
それはブロッコリーやカリフラワー、ミョウガなどです。これらはいずれも、花が咲く前の「つぼみ」の状態で食することが一般的。花が咲いているのを見たことがない方も多く、花だと認識する機会も少ないかもしれませんが、広い意味で捉えるとこれもエディブルフラワーの一種ということになります。
ところで今回取り上げるのは、いかにもお花!という存在感を感じさせるエディブルフラワー。
非日常の印象が強いエディブルフラワーを日常生活に採り入れれば、簡単にフォトジェニックな食卓を演出でき、暮らしに華やぎがもたらされることでしょう!
【植物工場産】エディブルフラワー<うずの華> (Mix、40輪)
こちらの写真は、水耕栽培のビオラをフレッシュな状態で販売しているものです。
このようなフレッシュタイプ以外にも、エディブルフラワーには乾燥させたドライタイプや押し花タイプなどの形態もありますので、用途によって好きなタイプを選ぶことができますよ。
高い栄養価に驚き!
見た目が鮮やかなエディブルフラワーを食す効果を考えるとき、一番に思い浮かぶのは心理的な効果です。色とりどりのお花がちりばめられた料理を目にすることによって、喜びや驚きの感情が湧き起こり、1日の疲れを吹き飛ばすリフレッシュになること間違いなしですね!
しかし、エディブルフラワーに秘められた効果はそれだけではありません。エディブルフラワーの中には、ビタミンやミネラルなど高い栄養価を持つ花も含まれており、最近ではそれらを野菜と同じく栄養源と考え、積極的に採る方が増えてきているのです。
例えば、トマト100gに含まれるビタミンAは540μgですが、エディブルフラワーとして代表的なナスタチウム(100g)に含まれるビタミンAは1900μg。なんと、トマトの4倍近いビタミンAが含まれているのです。
また、レモン100gに含まれるビタミンCは100mgですが、スナップドラゴン(100g)に含まれるビタミンCは250mgと、2.5倍の含有量を誇ります。
ちなみに……「レモン〇個分」という表現に使われる場合のレモン1個分のビタミンCは、20mgとして計算されているそうですから、スナップドラゴンには、レモン12.5個分のビタミンCが含まれているということになりますよ!
はななびサロンのセミナーにも登場
テーブルウェア・フェスティバル2019の中でおこなわれたサロンセミナーには、はななびでも人気のお教室「StudioHANAしずく」の香田早智子先生も参加。
「テーブルを彩るエディブルフラワーとスイーツ」というセミナーを開講!
エディブルフラワーとフィンガーフードスイーツをテーマの中心に据え、ティーテーブルやテーブルフラワーのセッティングのポイントからテーブルマナーまで、暮らしを豊かにする秘訣をレクチャーされました。
実際にエディブルフラワーを使ったメニューを試食したり、レシピの紹介もおこなわれたそうで、講座は大盛況。お客様にお出しする品ならなおさら、美しさはもちろんのこと、おいしく健康にもいいレシピが求められます。
今、エディブルフラワーは、おもてなしの気持ちを表現するためにも欠かせないアイテムとなりつつあるのです。
エディブルフラワーの使い道は?
食べられる花であるということがエディブルフラワーの特徴ですが、食べられるかどうか以前に、「お花」ですから、当然、一般的なお花と同じように活用することもできます。
飾って美しく
例えば、テーブルフラワーとしてセッティングすることもOKですし、ご自身で育てている鉢なら、インテリアとして毎日愛でることもできますね。
飾りとして使ったエディブルフラワーを、その後お料理に生かすことも簡単です。
食用として育てる際には、食用に適した土などを使用する必要がありますので注意しなくてはなりませんが、食用基準を守って育てたものであれば気軽に使えます。ハーブを使う時のように、その都度ちぎって載せれば、お料理をあっという間に彩ることができますよ。
そのままサラダに
葉物野菜と一緒に生のエディブルフラワーを混ぜ込めば、すぐにお花のサラダが完成します!
一度にたくさんのエディブルフラワーを食べられるサラダは、栄養価の高いお花を食べるのにおすすめのメニュー。種類の多いエディブルフラワーの中でも、熱に弱いといわれるビタミンCを多く含むお花は特に、サラダなど加熱しないお料理で食べるのが最適です。
レッスンスイーツにも
お客様にお出しするお料理は、いつも以上におもてなしの心を込めて調理しますよね。そんな時、ひと目で感動を倍増させるエディブルフラワーは、お料理の素敵さをアップさせる味方になってくれます。
特に、お教室でレッスンスイーツを出されている方に参考になるのがこのお写真。ベリーの赤が素敵なスイーツメニューですが、特別感を感じさせるのは、やはり1輪ずつあしらわれたエディブルフラワーです。
お花が大好きで通われてくる生徒さん方に、このようなレッスンスイーツを提供すれば、レッスンの最後までお花の美しさや楽しさを感じて帰っていただけます。
これまでエディブルフラワーと接点がなかった生徒さんもいらっしゃることでしょう。生徒さんの普段の暮らしに、お花と触れ合う機会が少しでも増えることは、先生方にとっても、この上ない喜びになりますね。
どこで売ってるの???
エディブルフラワーは、先ほどご説明したようにご自宅で育てることも可能です。食用に適さない土や農薬が使用されているものは食べられませんので、食用として安全に育てられたお花を選ぶことが大切です。
オーガニックの種から育てるエディブルフラワー3種セット(ナスタチウム・ビオラ・ボリジ)
例えばこちらの種は、化学農薬や化学肥料を使わず、遺伝子組換えをしていない、ヨーロッパ有機認証取得の有機種子です。
安全な種子をご自身の手で安全に育てるのは、最も安心感のある方法ですよね。
また、いろいろな種類を取り混ぜたお花を気軽に使いたいなら、生のエディブルフラワーを購入するのがおすすめです!
エディブルフラワー MIX(水耕栽培、徳島産) クリーンな閉鎖型植物工場生産、害虫、土の心配なく、手軽に安心してお使い頂けます。 【消費税込み】
こちらのパックには、ビオラ、パンジー、なでしこがミックスされています。観賞用とは異なる、食用に適した衛生的な環境で育てられたエディブルフラワーを、お家にいながら簡単に入手できますので、どのお花がどんな味なのか試してみたい方にもぴったりです。
これまで、美しく飾るという目的だけでお花と関わってきた方にこそ、お試しいただきたいエディブルフラワー。
これをきっかけに、バリエーション豊かなお花の楽しみ方を味わってみませんか?