コラムも今回で最後になりました。
全６回、すべて私のありのままを赤裸々に書かせていただきました。

実際、起業についての本もたくさん出ているし、女性起業家も増えた影響でコンサル業を仕事にした方も世の中に増えました。
けれど、自分らしいサロンというのは、教科書通りでは決して作り上げることはできません。

たくさんの失敗と経験の上で、自然と自分らしいサロンが出来上がっていくのだと私は思っています。
今、結果が出なくても、あせらないでほしいです。
勉強と同じで、すぐに結果は出ないものです。
がんばった分だけ、必ず結果はついてきます。

このウェディングドレスアレンジは、私がサロンをオープンする前にデザインしました。
これから始まるサロン業に向けて、「わくわく感」や「ドキドキ感」、「不安感」を持っていた当初の私。
ウェディングドレスのアレンジを見ると、その当時のことを思い出します。

一生懸命デザインをおこし、何度も試作した作品だから、いまだにたくさんの方に愛されている作品です。
今年ももちろんたくさんのオーダーをいただいています。

私の作品は、他の起業仲間からすると、すべてにおいて「私っぽい」と言われる作品ばかりです。
作品に「私」が反映されているそうで、作品を見るとすぐに私のものだとわかるそうです。

①かわいい物が大好き
②ふわふわな女の子スタイルが似合う
③かわいい ←これ、完全にお世辞だと思いますが…

私の初対面の印象だそうです。

実は、これこそが私の強みになっており、プリンセススタイルのアレンジを提供できる自信につながっています。

サロンが飽和状態な今、お花のサロンももちろんあふれかえっています。だからこそ、他と差をつけたデザイン力は必須ですが、オリジナル感があればあるほど、お客様は自然と自分の作品を選んでくれます。
「プリンセススタイルのウェディングアイテム」は、世の中にもまだ少ないので、プリンセスにあこがれる女性は私の作品を選んでくれます。
また、ご自分の娘さんのウェディングの贈り物…ということで、娘さんを持つお母さま方からも人気です。
「サプライズリングピロー」については、男性のお客様から「プロポーズに使用して成功しました」といううれしいお言葉もいただきました。

１つひとつ丁寧に生み出したオリジナル作品であるからこそ、長く愛されているのです。

 サプライズリングピロー（ブルーVｒ）

他人がうまくいっていることを真似すれば良いというわけではないのです。
「すぐに稼げるものは、すぐ稼げなくなる」
すぐに稼げるということは、誰でも簡単に稼げるんです。だから、同じようなサロンが増えていく。
気が付くと、他のサロンと見分けがつかなくなってしまっているんですよね。

自分のサロンのコンセプトに合わないものを無理に作ると、かえって「自分らしさ」がなくなってしまいます。
あれこれ資格を取得する方もいますが、逆に「あなた何している人？」周りからは、そう見えるそうです。
少し時間がかかったとしても自分にしか生み出せない価値や技術を提供することの方が大切です。

第１回のコラムにも書きましたが、サロンを始めたいけれど何をしたら良いかわからない方は、
自分がどんなサロンを開講したいのか。
なぜ、OLやパートではなくサロンを開講したいのか。
どんな価値を提供していきたいのか。
自分の「理念」を持つことが大切です。

学びは終わりません。
資格を取ったら、そこからがスタートです。
私も常に学びを続けています。
お互いに、ステキなサロンを目指して日々精進していきましょう・・・

最後になりましたが、
このような機会を与えてくださった「はななび」様、最後まで読んでくださったみなさま、コラム執筆にあたり協力をしてくださった方々、本当にありがとうございました。