こんにちは!
神奈川県湘南地区でPivoine Rose(ピヴォアンローズ)を主宰しております土方裕紀子(ひじかたゆきこ)です。
全4回のこのコラムも今回が最後となりました!あと一息!お付き合いお願いいたします。
体験や経験がアレンジメントに繋がっていく
前のコラムでも触れましたが、お花の幅を広げるために、お花だけでなくいろいろなものを見ることと、アレンジメントにプラスできる自分の強みになるようなお勉強をすることが大切だとお伝えしました。
私は幼少期にバイオリンを習っていたのですが、先生がヨーロッパに演奏に行かれると、楽器を持った陶器の人形などを持ち帰られて収集されていましたので毎週眺めていました。
また、祖父は海外赴任をしていて、その時に購入した洋食器などが自宅に並んでいたり、父も海外出張が多かったのでヨーロッパのものが実家には多くありました。
小さい頃から無意識に目にしていたものが引き出しに入っているのだと感じます。
また、茶道とクラフトのお教室に幼稚園のころから通っていたので、和の心とクラフト好きが今に通じている思います。
タッセルメイキングにはまってしまったのもこんなところからですが、糸の色選びで随分と雰囲気の違う作品が出来上がるので、お花の色合わせのお勉強にもなります。
一番はお花に触れること!
こんな風に、お花以外の物にたくさん触れるのは本当に大切なのですが、やはりお花にたくさん触れることが一番大事なのです。
私の場合は華道・フレッシュフラワー・プリザーブドフラワーを扱っていますが、この3種類のお花が相互に影響しあってピヴォアンローズのお花になっています。
華道では空間を読む事が大切です。
これを生かしたアレンジメントをオアシスを使って作るとちょっと面白いものが仕上がります。
フレッシュフラワーに関しては、パリで有名フローリストにレッスンしていただいたり、来日するときにレッスンがあると駆けつけますし、師事している先生もおりますので日々研鑽してますが、教えて頂くお花に華道の技術が使えることも多々ありますし、通じるものもよくあります。
私はこの3つのお花を扱う場合、無意識に各お花の脳での見方を変えてしまってるのですが、プリザーブドフラワーのアレンジメントを作る場合にあえてフレッシュフラワーの脳を使って作成してみるとまた違った作品を作ることが出来ます。
単に好きが高じてこんな風になっているのですが、とことんマニアックにお花にはまってみると他にはない独自のアレンジメントができあがるかと思います。
自分ではよくわからないですが、花雑誌の担当者さんに私の世界観がある、と言っていただいたことがあるので、私なりのやり方で間違ってはないのかな?と感じています。
是非、花オタクになってみてください!
僭越ながら、私流のアレンジメントの作り方を書かせていただきました。何かヒントになるものがあれば幸いです。
お花ある暮らしを楽しみましょう。
お付き合いありがとうございました!