9月になりました。まだまだ暑い日もありますが、これから徐々に涼しくなってくる時期ですね。
気候や環境に変化が起こりやすい9月。お疲れの方もいらっしゃいますよね。
最近忙しくて疲れてしまった……そんな皆さん。キャンドルの光とあたたかさで心を癒しませんか?
今回は、ゆったりと穏やかな気持ちになれる炎と、お花を一緒に楽しめる「ボタニカルキャンドル」をご紹介します♪
ボタニカルキャンドルとは?
ボタニカルキャンドルとは、プリザーブドフラワーやドライフラワーを閉じ込めたろうそくのことです。
ナチュラルでやさしい風合いが魅力的で、癒しの時間をもたらしてくれると近年人気を集めています。
自宅用はもちろんのこと、プレゼントにもぴったり。お部屋に置いておくだけでお洒落ですよね。
火を灯すと、可憐なお花たちがこんなにも美しく浮かび上がります。昼も夜も楽しめる、とても魅力的なキャンドルなのです。
ボタニカルキャンドルの作り方
ボタニカルキャンドルの作り方は、ひとつではありません。作りたいデザインよって変わります。
サロンによって教えてくれるやり方も違ってきますが、今回はもっともシンプルな方法を簡単にご紹介!
材料・必要なもの
・パラフィンワックスまたはソイワックス
・型(既製のモールドや、紙コップなど)
・花材(ドライフラワー、プリザーブドフラワーなど)
・中心に入れるろうそく(自分で作る場合は、芯と必要な分量のワックス)
・アロマオイル(お好みで)
あると便利なもの
・割り箸
・シリコンスプレー
作り方
1.型の中心にろうそくを置く
まずは、型の中心にろうそくを置きます。型よりひとまわり小さいサイズのものを選びましょう。
既製品で問題ないですが、自分で作ってもOKです。作る場合、この部分にはお花を入れないでください。
2.花材を配置する
先ほど型の中央に置いたキャンドルの周りに、お花を配置していきます。外側からよく見える位置に置くのがポイント。横から確認しながら作業しましょう。
紙コップではなく写真のようなモールドを使用する場合は、花を入れる前にシリコンスプレーを噴射しておくのがおすすめ。キャンドルが型から取り外しやすくなります。
下の方まできちんと花材が行き渡るよう、ピンセットや指でしっかり押し込みましょう。
3.溶かしたワックスを注ぐ
パラフィンワックスまたはソイワックスを湯せんで溶かし、お花を入れた部分に注ぎます。何か棒を伝わせて、ゆっくりと注ぎましょう。
香りづけをしたい場合は、この時点でアロマオイルを垂らします。
この時、キャンドルの芯を割り箸に挟んでまっすぐ伸ばしておくと、注いだワックスに埋まってしまうことがなくなるのでおすすめです。
4.冷まして型から外す
数時間放置して完全に冷めたら、型から外します。
手の込んだ作品に見えますが、実は簡単♪ですが、お花やフルーツを上手に見せるのにはコツがいります。
例えばこちらの写真の作品。手前に大きなオレンジが、その後ろにはライムや花材がうっすらと浮かび上がり、奥行きのある作品に仕上がっていますよね。
ボタニカルキャンドルは、取り組む度に上達できる、何度作っても楽しめるクラフトです。
ボタニカルキャンドル作品集
好きな花をいっぱい詰め込むことができるボタニカルキャンドル。あなたはどんなデザインに仕上げたいですか?
素敵なデザインのボタニカルキャンドル作品をご紹介します。参考にしてみてください♪
まるで花束のような立体感
大小さまざまな花たちが、ぎっしりと詰まったこちらの作品。まるで花束のようです。
上に大きくはみ出した小花が特徴的で、雑貨屋さんではなかなか見かけない、特別感たっぷりの仕上がりです。
シンプルで控えめ、ていねいな暮らし
可愛らしいミモザが、冠のように配置されています。とてもナチュラルで、どんなインテリアにも馴染みそうですね。
この作品に使用されている木製の芯は、パチパチと小さな音を立てながら燃えます。自然の生み出す音が、やすらぎを与えてくれますよ。読書や、おやすみ前に飲むハーブティーと一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。
バイカラーならハッピーな雰囲気に
ボタニカルとカラーワックスの2層構造となっているこちらの作品は、元気で華やかな印象を与えてくれます。ゴールドのラインや文字が映え、単層構造のものよりもモダンな雰囲気に仕上がっていますね。
同系色のお花をぎっしりと
赤とピンクなど、同系色でまとめたこちらの作品。あえてあまり大きなお花を使わず小花中心で仕上げることで、可愛らしい色味ながら落ち着いた雰囲気が出ています。
置きたい場所や、プレゼントしたい人の雰囲気に合わせてデザインすると、満足度の高い仕上がりになりますよ。
側面にフルーツを見せるのがコツ
ボタニカルキャンドルは、お花だけでなくフルーツを使うのもおすすめです。特にオレンジなど柑橘類を輪切りにしたものは、断面の模様が作品のアクセントになってくれますよ。
この作品のように、断面がきれいに外側に見えるよう工夫してみてください♪
表情の変化を楽しめるグラデーション
ワックスに色をつけてグラデーションにしたら、ひと味違ったボタニカルキャンドルのできあがり。色付けには、顔料もしくはクレヨンを使用します。
花材と同系色にしてもよし。手前の作品のように、赤い花材と補色(反対色)のグリーンを組み合わせてもよし。お好みのカラーリングを見つけてみてください。
お花を包材に!特別仕様のラッピング
手作りしたボタニカルキャンドルをプレゼントする時は、ラッピングにもこだわってみましょう。
キャンドルの周りにお花を敷き詰めたボックスアレンジは、箱を開けた瞬間、驚かれること間違いなしです。
日頃フラワーアレンジメントに勤しまれている皆さんの、腕の見せどころです。
こんな豪華なボックスでプレゼントをいただいたら、キャンドルを取り出すのが少しもったいなくなってしまいますね。まずは箱ごと飾って、しばらくしたらキャンドルに火を灯して。二度楽しめる、素敵なプレゼントです。
ボックスアレンジはちょっと大変……という方は、キャンドルに文字の入った紙テープをかけるだけできちんと感がでますよ。
ぜひ、手作りのキャンドルと一緒に、やすらぎの時間を過ごしてみてください。
あたたかい光が、あなたを包み込んでくれますよ。