肌寒さを感じる朝も多くなってきたこの頃、そろそろ気分もクリスマスモードへチェンジしてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
年末へ向かう忙しさの中では、クリスマス準備にもゆっくりと時間をかけられなくなってしまうもの……早めに準備の計画をたてたいものですね。
今回ご紹介するのは、コンパクトにクリスマスを演出できると人気の「クリスマスツリー型アレンジメント」です。
最近特に注目を浴びているアレンジで、リース以外のアイテムにチャレンジしたいという方や大きなツリーを出すのが大変!という方、また、毎年同じツリーではなく今年は今年のツリーを楽しみたいという方まで、みなさん様々な理由でツリー型アレンジに取り組まれています♪
卓上でも楽しめる♪ツリー型アレンジ
クリスマスツリー型のアレンジメントには何種類もの作り方がありますが、そのすべてに共通しているのが、作りたいサイズで作れる!ということ。
市販のクリスマスツリーには大型のものも多く、床に直置きするタイプのツリーが多いですよね。その点、ご自身で作ったツリー型アレンジメントなら、リビングの窓辺やテレビ台の上、ダイニングテーブルやエントランスのキャビネットなど、サイズを気にせず置きたいところに合わせて作ることができるのです。
また、水やり可能なアレンジの仕方をチョイスすれば、生花を使ってみずみずしく清潔感のあるアレンジにすることも可能です。
家族が集まることが多くなる寒い冬の食卓に、華やかさがプラスされますね♪
クリスマスならではのテーブルセッティングに
こちらのツリー型アレンジは、緑と赤を基調としたオーソドックスなクリスマスカラーの配色です。
緑の部分にはコニファー類と葉物を組み合わせて。赤の部分には実ものだけでなくバラなどのお花を使うことで、華やかさと存在感がひときわアップしていますね。
クリスマスも近くなると、お客様を招いてお食事したりといった機会も多くなりますよね。
そんな時、クリスマスらしいテーブルセッティングでおもてなしの気持ちを上手に表現すれば、足を運んでくださったお客様にも一層喜んでいただけます。
我が家らしいと呼べるテーブルセッティングの仕上げに、そのテイストに合わせたツリー型アレンジを加えてみてはいかがでしょうか。
インテリアとのコンビネーションが嬉しい
こちらは、コニファー類を使わずに、お花の美しい色味を存分に生かした配色のアレンジです。
モダンな空間にピッタリですよね。
土台となっているカップのタワーからどのような方向にお花を出すかによって、ツリーの形をうまく表現しています。クリスマスらしい色に頼らず、フォルムの美しさでツリーらしさを魅せるという高度なテクニックです。
また「やっぱりコニファーでツリーらしさを表現したいわ」という方には、あえて赤を使わない、きりっとした白のアレンジも人気です。
白だけではなく、薄いブルーも使うことで、冬らしい透明な空気感が演出されていますね。
オーナメント類もシルバー色を使えば、ピリッと引き締まったアレンジになります。
グリーンの色味を明るいものにすると、全体がパッと明るく軽やかな印象に。
こちらは小さいながらもツリーの幹の部分をしっかり出したことで、大きなツリーのミニチュアのような可愛らしさがあふれています。
土台の部分は、白いバラをはじめとした花と実もののコンビネーションが目を惹きます。
動物やお人形のピックで、おとぎ話のような世界観を演出しても楽しいですね♪
材料にはあらゆるものをお好みで
ツリー型アレンジの作り方には大きく分けて2種類あり、ひとつはオアシス土台として使う方法、もうひとつは、チキンネットなどの網を土台にして水の入ったカップと組み合わせる方法です。
オアシスを土台にする方法は、鉢にオアシスをセットするだけですし、花材屋さんでは円錐型のオアシスも販売されていますので、気軽にツリー型アレンジを楽しむことができます。
また、ネットの土台にコニファーを差していく方法を覚えると、ツリーだけでなく、お好みの形をネットやワイヤーで作ってのアレンジに発展させることができますよ。
コニファー類
やっぱり一度はコニファーを使ったツリーを作ってみたいですよね。
ヒムロスギやクジャクヒバなど、色味や葉っぱの形の気に入ったものを、花材屋さんやお庭で探してみてはいかがでしょう。
コニファーの香りには殺菌効果やリラックス効果があり、冬の気分転換にはうってつけです。
実もの
クリスマスの実ものといえば、鮮やかな赤色がポイントですよね。
花材屋さんでは、クリスマス花材特集として、赤の実ものがたっぷり取り揃えられています。
リンゴやローズヒップなどの丸く可愛らしいものから、トウガラシのような細長い形のものまで、ご自身のイメージに合う実ものを探すのも楽しいですね。
リボン・オーナメント
仕上げにたっぷり飾り付けたいオーナメントも、花材屋さんにはセットでご用意が。
カワイイ小物たちを手軽にお試しいただけます。
このほかにもお手持ちの材料だけでなく、クリスマスらしさを最大限に演出してくれそうなリボンなど、探してみてくださいね♪
ツリー型アレンジを上手に作るコツは?
クリスマスらしいツリー型アレンジの成功のカギといえば、いかにツリーらしい形に仕上げられるかということ。
円錐型のオアシスを使う場合は、同じ長さに切りそろえたコニファー類や生花を、きちんと差していくことである程度安定した形が作れます。
しかし、ボリューム感を出したり花だけを際立たせたりと、よりよいアレンジに仕上げるには、経験豊富な先生方の的確なアドバイスが役に立つでしょう。
鉢の中に四角いオアシスを入れて作る場合には、土台となるオアシスを適宜面取りし、中央から背の高いコニファー類を丁寧に立たせていく必要があります。
外側に行くにつれて背の低いものを差していくわけですが、先に土台近くに、ツリー型のアウトラインとなるようなガイド代わりの花材を差しておくこともコツのひとつでしょう。
全方向から見て美しいフォルムを持たせることがポイントになります。
中央先端部には、軽めのオーナメントで飾り付けを。くれぐれも、ぽきっと折ってしまわないようにお気を付けくださいね。
また、ワイヤーを土台にする場合には、ワイヤーに絡ませるコニファー類で、しっかりと網を隠すことが大事ですね。
それと同時に、上から差した花の茎部分がすべてカップの中の水に浸かるように工夫する必要があります。長めに切っておいて後から切りそろえたり、茎を束ねたりなど、上手に長持ちさせるコツがたくさんありますよ。
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