ハーバリウムとは?
ハーバリウムとは、透明な容器の中に植物をオイル漬けにした、お花の新しい鑑賞の仕方の1つです。
もともとは、植物標本の意味を表す言葉ですが、最近のフラワーアレンジメント業界では、ガラス瓶などの容器に、乾燥させた植物を、専用のオイルを使って浸したものを、ハーバリウムと呼んでいます。
ハーバリウムの特徴は、なんといっても、その透き通った美しい見た目です。透明なオイルの中で光が乱反射してキラキラと輝く様子や、ゆらゆらと浮かぶお花が生み出す幻想的な雰囲気は、眺めているだけで心がホッと癒されます。SNSでも大人気です。
生花と違って、ハーバリウムは水やりなどのお手入れが不要です。おうちの中にお花を取り入れたいけれど、お手入れの時間が取れない、という方でも、簡単にお花を取り入れることができます。
また、ハーバリウムは保存性に優れています。枯れることなく、約1年程もつため、お気に入りの花材を長い期間楽しめます。
ハーバリウムに使用する花材は、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーなどです。生花は水分を含んでいるため、日がたつとカビが生えたりして腐敗する恐れがあります。花材の他に、貝殻やビーズなども入れることができます。
容器には主に、ガラス瓶が使われます。細長いものから、短いもの、丸型やジャムの瓶、電球型のものなど、様々な形の瓶が使えます。瓶を使った作品だけではなく、ハーバリウムのアクセサリーやボールペンなどの作品を作ることもできます。
このように、自分のオリジナリティを発揮して、人それぞれ違った楽しみ方ができることもハーバリウムの魅力です。
⇒ フラワー用語辞典