第3回「順調だった1年目から突然の失速。模索の日々から大逆転へ」

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サロンオープン後、しばらくは起業ブームというのはなく、どちらかというと「サロネーゼ」という言葉が流行していた時期。

私も自分の憧れや世界観をイメージしたサロン運営に向けて、家具を選んだり、先輩サロネーゼの方々の成功談を読んだり、空間作りを楽しみながら、お花のレッスンをスタートしました。
初期の頃は、自分のテイストが好みの生徒さんがたくさん集まってくれました。遠くからは、県をまたいで北関東からも足を運んでくれる生徒さんもいました。

だから、「集客」に困ったことはほとんどなく、順調にサロン業がスタートしました。

好みが一緒の生徒さんが集まるから、毎日が楽しい。
目標の高い生徒さんも多く、逆に私も学ぶことが多い。
だからこそ、生徒さんに満足してもらえるよう、私もスキルアップをかかさずにサロン業に精を出していました。

けれど。

順調だった1年目からは考えられないほど、2年目は失速。長い模索の日々が始まりました。


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2年目に突入した頃、お稽古がブームになり、女性誌では常に特集が組まれていました。雑誌への掲載は無料と有料のものがあり、私にも企業側から声がかかるものの、ほとんどが掲載費○○万円というのが現状でした。

私がサロンを始めるときに決めたルールの中に、「自分だけの収入だけでサロンを運営する」というものがありました。もちろん、今でも旦那さんに一切頼らず、サロンを運営しています。

だから。

掲載料は当時の私には負担にしかならない。(結局、今でも有料のものは掲載したことがありません。)そのため、掲載を泣く泣く断っていました。

もともと集客をほとんどしてこなかった私。
「なんとなく」でうまくいってしまったために、きちんとした計画が立っていなかった。
目の前の目標はあっても、長期目標がなかった。
当たり前ですが、そんな「なんとなく」ではサロン業なんてうまくいかないですよね。

今考えれば、自分から何も行動していなかったのだから、お問い合わせなんて来るはずもない。
うまくいくわけもない。
けれど、そんなことにも気付かないで、日々模索していました。

「もう、サロン運営をやめちゃおうかな」

理想の生活と現実のギャップに耐え切れず、サロン業を諦めようかどうか悩んでいた日々だった私。
そんな私に転機が訪れることになります。
突然、見知らぬ方から1通のメールが送られてきたのです。

この1通のメールが私の今までをすべてひっくり返すような出会いになるとは思っていませんでしたが、このメールをいただいたおかげで、模索の日々から一転、お客様が集まってくれるサロンへと変わっていきました。

それが、「High Five Mom」というママ団体との出会いです。

→次回へ続きます。


■コラム執筆者のプロフィール

埼玉桶川・上尾でプリザーブドフラワーの教室「Tiara couture」主宰 大畑朋子。
2013年より自宅サロンを開校。現在は、自宅サロンの他、上尾市のコワーキングスペースでもプリザーブドフラワーのレッスンを行っている。
CoCoFiore認定校。
「誰でもみんな誰かのお姫様になれる」をコンセプトにした、プリンセススタイルのアレンジを得意とし、結婚情報誌「ゼクシィ」にも掲載。
ウェディングのオーダー数は、年間で3桁。
たくさんの花嫁様からご好評いただいているサロンである。
プリザーブドフラワーの他に、「マカロンタワー」、「クロスデコレーション」などのレッスンも開講している。

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