第2回「1年目・ウェディングに特化した自宅サロンをオープン」

サロンをオープンするまでには、多くのことがありました。
大学で法学部に在籍し、大学を卒業した私が、まさかお花のサロンをオープンすることになるとは思ってもみませんでした。
今思えば、すべてはタイミングだったと思います。

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私は、大学1年生の時から大手塾でアルバイトをし、そのご縁で新卒で同会社に入社しました。
社会人では1年目から講師業や教室運営の経験を積み、社会人2年目で1つの教室の運営をほぼ任されていました。

仕事もプライベートも充実しており、会社で出会った方と結婚し、出産を機に退職しました。
その後、しばらくは子育てをしながら同会社でパートタイマーで仕事をしていました。

息子が保育園に入園後に時間が少しでき、大好きだったコーヒーの資格「コーヒーコーディネーター」を取得。大手コーヒーチェーン店での仕事もはじめ、とにかく毎日働いていました。

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仕事が大好きだし、忙しいのも大好き。

でも、子供との時間も大切にしたいのに、このままだと時間がいくらあっても足りない。
この先どうしたらいいのか悩んでいた時に、突然、突発性難聴になりました。幸い処置が早く、ほとんど後遺症もないまま、聞こえるようになりました。

でも、病気になったからこそ、こんな無理な働き方は続かない。
このままではすべてがうまくいかない。何もかもダメになってしまう。

しばらく、治療のために仕事を休むことになり、考える時間ができてしまった私は、常にマイナスのことを考えていました。精神的に苦しかったのも事実です。

けれど、そんな矢先に転機を迎えました。

たまたま雑誌で見たお花のサロンに「行ってみようかな」と思ったんです。特にサロン業をやりたいとか、そういう気持ちはなくて、今思えばお花を見て癒されたかったのかもしれません。

けれど、実際に行ってみたら、同世代の先生が、ママ業をこなしながらステキなサロンを開いていました。
また、いろいろ悩んでいた私に

「好きなことを始めるなら今よ。だって、まだ動けるじゃない。あなたは器用なのにもったいないわよ」

と、背中を押していただきました。

周りのママ達は、私が仕事をすることだけでも
「子供がかわいそう」
そういう目で、私のことを見ていました。
専業主婦希望の友達にも、責められるような言葉を言われたりしていました。

だから、先生から言われた言葉は、私の人生を大きく変えました

そこから、私は、とにかく、
「好きなことをしたい」
「自分の気持ちに正直に生きたい」
「豊かな人生を送りたい」
そう思うようになりました。

それからは、
◆プリザーブドフラワーの資格を取得。
◆マカロンタワーのディプロマを取得。
◆クロスデコレーションのディプロマも取得。
◆カルトナージュやポーセラーツ、ミニチュアクレイクラフト・・・など
たくさんのことにチャレンジしました。

好きなことをすると、不思議。その中で、自分がこれからどう生きていきたいのか明確になりました。

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①世界観にあこがれて入ったCoCoFioreのコンセプトである「プリンセススタイル」のサロンをオープンし、プリンセススタイルに特化したウェディングをプロデュースする
②かわいいままで、いつまでも愛されるサロンを目指す
③私と同じように、自分の「好き」を仕事にしたい方に、惜しみなく技術を提供できるサロンを作る

経験も実績もなく、ゼロの状態からサロンを開講するのは大変・・・そう思う気持ちもなかったわけではありませんが、何もやらずに後悔するのなら、やりたいことをやって後悔したい。

私のサロン業がスタートしました。


■コラム執筆者のプロフィール

埼玉桶川・上尾でプリザーブドフラワーの教室「Tiara couture」主宰 大畑朋子。
2013年より自宅サロンを開校。現在は、自宅サロンの他、上尾市のコワーキングスペースでもプリザーブドフラワーのレッスンを行っている。
CoCoFiore認定校。
「誰でもみんな誰かのお姫様になれる」をコンセプトにした、プリンセススタイルのアレンジを得意とし、結婚情報誌「ゼクシィ」にも掲載。
ウェディングのオーダー数は、年間で3桁。
たくさんの花嫁様からご好評いただいているサロンである。
プリザーブドフラワーの他に、「マカロンタワー」、「クロスデコレーション」などのレッスンも開講している。

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