サロンをオープンするまでには、多くのことがありました。
大学で法学部に在籍し、大学を卒業した私が、まさかお花のサロンをオープンすることになるとは思ってもみませんでした。
今思えば、すべてはタイミングだったと思います。
私は、大学1年生の時から大手塾でアルバイトをし、そのご縁で新卒で同会社に入社しました。
社会人では1年目から講師業や教室運営の経験を積み、社会人2年目で1つの教室の運営をほぼ任されていました。
仕事もプライベートも充実しており、会社で出会った方と結婚し、出産を機に退職しました。
その後、しばらくは子育てをしながら同会社でパートタイマーで仕事をしていました。
息子が保育園に入園後に時間が少しでき、大好きだったコーヒーの資格「コーヒーコーディネーター」を取得。大手コーヒーチェーン店での仕事もはじめ、とにかく毎日働いていました。
仕事が大好きだし、忙しいのも大好き。
でも、子供との時間も大切にしたいのに、このままだと時間がいくらあっても足りない。
この先どうしたらいいのか悩んでいた時に、突然、突発性難聴になりました。幸い処置が早く、ほとんど後遺症もないまま、聞こえるようになりました。
でも、病気になったからこそ、こんな無理な働き方は続かない。
このままではすべてがうまくいかない。何もかもダメになってしまう。
しばらく、治療のために仕事を休むことになり、考える時間ができてしまった私は、常にマイナスのことを考えていました。精神的に苦しかったのも事実です。
けれど、そんな矢先に転機を迎えました。
たまたま雑誌で見たお花のサロンに「行ってみようかな」と思ったんです。特にサロン業をやりたいとか、そういう気持ちはなくて、今思えばお花を見て癒されたかったのかもしれません。
けれど、実際に行ってみたら、同世代の先生が、ママ業をこなしながらステキなサロンを開いていました。
また、いろいろ悩んでいた私に
「好きなことを始めるなら今よ。だって、まだ動けるじゃない。あなたは器用なのにもったいないわよ」
と、背中を押していただきました。
周りのママ達は、私が仕事をすることだけでも
「子供がかわいそう」
そういう目で、私のことを見ていました。
専業主婦希望の友達にも、責められるような言葉を言われたりしていました。
だから、先生から言われた言葉は、私の人生を大きく変えました。
そこから、私は、とにかく、
「好きなことをしたい」
「自分の気持ちに正直に生きたい」
「豊かな人生を送りたい」
そう思うようになりました。
それからは、
◆プリザーブドフラワーの資格を取得。
◆マカロンタワーのディプロマを取得。
◆クロスデコレーションのディプロマも取得。
◆カルトナージュやポーセラーツ、ミニチュアクレイクラフト・・・など
たくさんのことにチャレンジしました。
好きなことをすると、不思議。その中で、自分がこれからどう生きていきたいのか明確になりました。
①世界観にあこがれて入ったCoCoFioreのコンセプトである「プリンセススタイル」のサロンをオープンし、プリンセススタイルに特化したウェディングをプロデュースする
②かわいいままで、いつまでも愛されるサロンを目指す
③私と同じように、自分の「好き」を仕事にしたい方に、惜しみなく技術を提供できるサロンを作る
経験も実績もなく、ゼロの状態からサロンを開講するのは大変・・・そう思う気持ちもなかったわけではありませんが、何もやらずに後悔するのなら、やりたいことをやって後悔したい。
私のサロン業がスタートしました。