第2回「プリザーブドフラワーは想い出のアルバム」

約20年、ブライダルMCとしてたくさんのご披露宴の司会をさせていただきました。
もちろん現在も続行中なのですが、
結婚式や披露宴でプリザーブドフラワーをよく目にするようになったのは
ここ数年です。

プリザーブドフラワーを選ばれる理由はいろいろありますが、
1番よく聞く声は・・・

記念に残すことができるから。

確かにそうです。

私も自分の結婚式の時、
両親に渡したお花を母親が少しでも長く残そうと

「毎日、一生懸命水替えをしているのよ。
お花を長持ちさせるのはこんな方法がいいんだって。」

と話をしてくれたことが今でも記憶に残っています。

花束贈呈瞬間のあの感動を
数日じゃなく、もうちょっと長く感じていたい、そのままの形で・・・
と思うのが親心なんでしょうね。

実は、月曜日に必ず数件かかってくる電話があるんです。

昨日(おとつい)結婚式だったんですが、その時のお花を記念に残したいんです。
プリザーブドフラワーにしていただくことは出来ませんか?

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いろいろ調べて下さって、きれいな状態でお花を残すことができると
知ったご両親、新郎、花嫁様・・・がご連絡を下さいます。

プリザーブドフラワーへの加工はしていないので
ご希望にそうことができないのが大変申し訳ないのですが、
大切な思い出を形で残したいと思っていらっしゃる方が
本当に多いんだなぁとつくづく感じます。

枯れない魔法の花、プリザーブドフラワーは

単なる「お花」、「お花の形を長持ちさせる技術」だけではなく
人の「想い出」を切り取り、記憶に残す役目を果たしてくれる素晴らしいもの

だと私は思っています。

人生、人間同士長く付き合っているといい時ばかりではありません。
ケンカする時もあるし、相手を嫌だなぁと思う時もあるものです。

でも、そんな時、このお花を渡し渡された時の記憶に還ることで、

心が癒されたり相手に再び優しい気持ちになれる・・・

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私はそんな風に「プリザーブドフラワー」をいつも想っています・・・
そして、
少しでも多くの方にそれを伝えたいと思います。

次回のコラムでは
実際の披露宴で活躍している
プリザーブドフラワーウェディングアイテムを
ご紹介いたいます♪゜・*:.。. .。.:*・♪


■コラム執筆者のプロフィール

久保田利奈。
神戸三宮・元町でプリザーブドフラワー教室「フラワールーチェ」を主宰。
阪神淡路大震災で自宅が半壊した際、元気に咲いているお花も見て勇気づけられた感情が忘れられず、当時、電車の車掌として勤務しながら生花のレッスンに通い、資格を取得。
その後、フリーアナウンサーに転向し、ある現場で初めてプリザーブドフラワーと出会う。
現在、体験レッスン、資格取得、ブライダルを中心にレッスンを行っている。
また、20年ブライダルMCとして2500組以上の披露宴を担当している経験を活かし、ブーケ作りやご両親贈呈品を初めて、披露宴のコーディネート、進行などトータルで相談できると結婚式を控えられた新郎新婦やご家族からの信頼も厚い。昨年より、プリザーブドフラワーでは珍しい和の世界も手がけている注目の教室。

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