第2回「資格取得後の決意」

初めてプリザーブドフラワーを受講した当初、アレンジメントは初めで手探りで作った作品は、「このガラクタどうするんだよー」と夫に言われるひどいものでした(笑)

DSC_5880-cropフルタイムで働いていた時期なので、月に1,2回程度の週末の受講で趣味の一環として始めたレッスンでしたが、「このガラクタ」を素敵な作品にしたいと思うようになりました。

ディプロマ試験に臨む時期は、いかに早くワイヤリング、テーピングができるかと指先が痛くなるまで、深夜に練習していました。
その甲斐あって、習い始めてから1年半後、見事合格することができました。

しかし、その時は不思議と達成感だけでした。
今思えば、あの時は何かを成し遂げたという証が欲しいだけだった気がします。

その辺りから、プリザーブドフラワーだけでなく、もう少しお花の領域を広げたいと思うようになり、生花の資格も取得するためレッスンに励みました。

またフレンチスタイルの世界にも飛び込み、デザインやお色合わせの素晴らしさに魅了されていきました。

この時期はお花の世界にどっぷり浸かっていて、いつしかお花でお仕事ができたら・・・という気持ちも心の奥に芽生えてきていました。

cats(1)そして、最初の資格取得してから5年後、現在所属している「お花好きの集まり」、FEJ(フラワーエデュケーションジャパン)協会に感銘を受け、もう一度プリザーブドフラワーを見つめ直そうと、一からレッスンを受講し、資格を取得しました。

この時は、もう前しか見えませんでした。
年齢的にも足踏みしている時間がない、悶々としている時間がもったいないと思い、迷いなく教室開講を意識するようになりました。

嬉しいことに協会はバックアップ体制が整っているため、あまり不安は感じなかったのと、なにより頼もしい、レッスンを一緒に受けたお花仲間がいるということ。
志が一緒のお花仲間がいるという強みが背中を押してくれた気がします。

この年齢になっても、いろいろ分かち合える友ができたという喜びも大きかったと思います。
そして、自分だけで楽しんでいるのはもったいない!もっとたくさんの方に、プリザーブドフラワーを知ってもらいたい!と思うようになり、教室開講の夢も大きく膨らんでいました。

資格取得後の決意は、以前と大きく変わっているのを感じました。


■コラム執筆者のプロフィール

富永恭子。
愛知・名古屋にてプリザーブドフラワー教室「ローズメロウ」を主宰。
有名メーカーでレース服地のデザイン、テキスタイルデザイナーを経て、教室主宰者になる。
テキスタイルデザイナーで培った感性による、色彩にこだわったナチュラルなアレンジが支持を集めている注目の教室。
松坂屋百貨店、名鉄百貨店などに出展経験を持つ。
名古屋の一流ホテル「ウェスティンナゴヤキャッスル」が開催するコンテストでは、2005年と2014年に総支配人賞を受賞、さらに優秀賞なども複数回受賞するなど確かな技術力も定評。

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