連載第2回目は、Apertio Florisにて主宰が行うレッスン以外を行っている川瀬里奈(かわせりな)がコラムを執筆いたします。
私のお花との出会いは、母である主宰がお花の仕事をしていたためです。そのため、物心がついたころよりお花と一緒に過ごしてきた感覚がございます。
小さい頃の記憶はなかなかありませんが、母の活けこみについて行った際に、活けこみに使う姫リンゴを食べたことだけはなぜか鮮明に覚えており、そういうこともあったなぁと昔を懐かしく思います。余ったお花でアレンジを作ったり、押花のハガキを作ったりと楽しみながらお花と触れ合っておりました。
小さいころからお花が身近にございましたので、道端にある自然に生えている花はもちろんのこと、テレビ番組の後ろに写るお花、レストランに飾ってあるお花、デパートのエスカレーター脇のお花……と、どこにいても、何をしていても、まず先にお花に目が留まってしまいます。そのため車を運転する際は危ないのでお花があったとしても見ないようにしております。それ位お花のことが好きなのです。
大きくなってから本格的にお花を習い始めることとなり、高校生の頃から大学生にかけて母の恩師であるマミフラワーデザインスクール正田教室に通いました。また大学院生からは、NFD(公益社団法人日本フラワーデザイナー協会)をSAKANASHIフローラルマスタースクールJAPANにて生花を、JPFA(日本プリザーブドフラワー協会)をApertio Florisにてプリザーブドフラワーを習い、3つの協会においてお花にまつわる講師資格を取得いたしました。
お花のスクールにて勉強してきて資格を取得したものの、お花をデザインすることは難しく常に壁にぶつかっております。そのような挫折を感じお花に触りたくないと思うことがあったとしても、お花に触れることで何かしらのエネルギーを得ることが出来、精神的だけでなく視覚的にもとても癒されます。お花とは不思議なものですね。
さて、Apertio Florisで現在行われているレッスンについてご紹介させていただきます。
当店では、プリザーブドフラワー、フレッシュフラワー(生花)、アーティフィシャルフラワー(造花)を主に使ったレッスンをしております。
JPFAの資格取得コース、それらに派生したコースがあります。プリザーブドフラワーの基礎を学べるコースで、美しさ、そして基本テクニックを楽しみながら習得していきます。テキスト構築をしておりますので、プリザーブドフラワーをまったく知らない方も安心して学べるレッスンコースです。
その他のレッスンは、キャンドル、ハーバリウム、ドリームフラワーのレッスンを行っております。
資格にまつわるレッスン以外は、ここをこうした方が良いというアドバイスを少なめにしております。それは、作りに来た方に楽しく作れて良かったと思って欲しいため、自分が思うままにデザインしていただきたいからです。
基本はこちらからアレンジのデザインを提供しておりますが、その他「わがままレッスン」という自分が好きな物、作りたい物を好きな色で作りたいという方向けのレッスンもございます。
また、記念日や誕生日に、カップルでハーバリウム体験に参加されたり、ご夫婦でそれぞれのお母さまに手作りのクリスマスリースをプレゼントされたいとレッスンにいらっしゃるケースが多いのには驚いておりますが、お二人で楽しい時間を過ごしてもらえるようなレッスンもどんどんお答えしていきたいと思っています。
その他、クラフトバンドの先生をお呼びして、月一回クラフトバンドのカゴバッグレッスンを行っています。自分用やプレゼント用に等用途は様々で、物を入れておくカゴや、鞄を作っています。
以前はトールペイントの先生をお呼びしてレッスンをしていただいていたこともございますので、私共ではできないレッスン科目の先生をお呼びして、サロンのように使っていただけるスペースとして貸し出しが出来ればとも思っております。