ブーケで「花のある暮らし」はじめてみませんか?


毎日が慌ただしくて、余裕がない時、お部屋に1輪の花があるだけで、心が和んだり元気をもらえることってありますよね。花には、ピリピリとした空気をリフレッシュしてくれて、暗い気持ちを吹き飛ばしてくれるパワーがあります。

ブーケなら、水を替えたり茎を切ったり、手入れをして、花が開いていく過程も楽しめます。「どんな風に咲くんだろう?」というワクワク感もありますね。

いくつもの花が満開になって、かぐわしい香りが部屋いっぱいに広がると、その見た目と自然のアロマで、私たちをリラックスさせてくれます。

いま、「花のある暮らし」に注目が集まっています。季節の花々の美しさは、空間をより豊かにしてくれるものです。お花屋さんでブーケを買ったら、そのまま活けるも良し、少しずつ小分けにして飾るも良し。いろんな楽しみ方がありますよね。

ひと休みするように肩の力を抜いて、花といっしょの時間をゆったり過ごしてみませんか?

長く楽しむ手入れの仕方

気に入ったお花をピックアップしたら、早く飾って楽しみたいですね。
でもその前に、長く楽しむにはちょっとしたコツがありますよ。まずは、基本的な切り花の長持ちする方法をお伝えします。

余分な葉と茎をカット

 

お花を花瓶に入れる前に、まずは葉と茎の処理をしましょう。

葉は、水に浸かってしまうと雑菌が繁殖してしまう可能性があります。そのため、水面より下部の葉は取り除きます。また、花全体を長持ちさせるため、枯れてしまっている葉や花があれば、そちらも取ってしまいましょう。

茎の根元は、下から1センチほど斜めにカットします。切り口が新鮮な状態に保たれて、うまく水を吸い上げることができますよ。

買ってきたばかりの花材に元気が無い時は、「水切り」がオススメです。バケツに水をため、水中内で茎をカットします。茎の中に入り込んだ空気が、水圧によって外に出るので、グンと水が揚がりやすくなります。

クリーンな状態にしてあげる

花器もはさみも水も、清潔にしておくことが大切です。当たり前のことかもしれませんが、これも大事なポイントのひとつ。

きれいなベースに水を注いで、できるだけ毎日入れ替えるようにしましょう。花の購入時に付いてくることの多い、栄養剤を入れておくと、ある程度は水も良い状態を保ってくれます。

ハサミも、そのまま放置してしまうと雑菌が増殖してしまいます。中性洗剤で洗っておくと、その心配もなくなりますよ。

風通しの良い場所へ置く

切り花は、直射日光とエアコンが苦手です。あたたかいところに置いてしまうと、水が濁りやすくなってしまいます。日の直接当たらない、風通しのいい場所に飾ってあげましょう。

1日の中で、光と影のある場所だと光合成もしやすくなります。おうちの中でも快適にいきいきとした姿でいられるように、涼しく過ごせる場所を探してあげましょう。

おしゃれに飾れるベース3選

ひとくちに花器と言っても、どんな風に飾りたいかで選ぶ器は変わってきます。「この花にはどんな花瓶が似合うかな?」と、想像を膨らませて考えるのも楽しいですよね。

今回は初心者の方でも使いやすい花瓶を、タイプ別にセレクトしました。

細口型


Flower Salon Ambleside

「まずはブーケをそのまま楽しみたい!」という方には、ベースの先が細くなっているツボのような細口タイプが最適です。活けるだけで、束が自然とまとまってくれるので、花の配置に頭を悩ませる必要がなく、サマにもなります。

少ない本数から、多めの花束までカバーできるので初心者さんでも飾りやすく、挑戦しやすい形ですよ。

ボール型


Flower Salon Ambleside

意外と持っていないという方も多いのが、ボール型のフラワーベース。たっぷりの花を活けるのはもちろん、少ない量の花や丈が短くなった花も、曲面で花が固定されるので、見栄えよく飾ることができます。

写真のようなガラス製なら、金魚鉢のようにも見えてとても涼しげですね。花びらの持つ透明感を、さらに引き出してくれます。水草を浮かべたり、用途もさまざまにお使いいただけますよ。

筒型・1輪挿し型


Flower Salon Ambleside

1輪から数本まで挿せる筒型も、おすすめの花瓶のひとつです。スッキリと縦に長いので、狭いスペースにも飾りやすいのが特徴です。安定感もあるので、背の高い花や、多少重みのある枝ものを飾ることもできます。

季節の花をスッキリとスタイリッシュに飾れて、1つあるだけでインテリア性があります。まずは1本から、花のある生活を始めたい方にお試しいただきたいベースです。

もっとブーケを楽しむ方法

そのままでも美しい、彩り豊かなブーケを、さらに楽しむ秘訣をご紹介します。

季節の花を活ける


Flower Salon Ambleside

花器のブルーとひまわりのイエローが、爽やかな夏らしい配色のブーケですね。
こちらは、「Flower Salon Ambleside」を主宰する片野千恵先生が、「おうちdeブーケ」という取り組みで作られた作品です。

大きなイベントの開催が難しくなり、花の活躍できる場面が少なくなってしまった今。「せっかく綺麗に咲いたお花を生かしつつ、暗いニュースを吹き飛ばそう!」という思いで始められました。

選りすぐりの季節の花をブーケにして、長引くおうち時間を楽しむことができます。花瓶もセットになった定期便なので、レッスンに行けない方や、久しぶりにお花を飾りたいという方にも好評だそうですよ♪

プチ模様替えとして


Flower Salon Ambleside

いつもの空間に花を添えるだけで、お部屋がワンランクアップ♪普段とは違った雰囲気を楽しむことができますよ。
例えば、フレンチシックな白樺やホワイトベースの家具に合わせるなら、同系色を選べばワントーンのコーディネートになります。アクセントをつけたいなら、印象強いビビットなカラーの花をセレクトしても良いですね。

玄関にはあたたかみのある花、リビングにはお気に入りの花を、洗面台にはグリーンなど、至るところにさりげなく飾れば、おうち全体が癒しの空間に。視線の先に、いつもお花を眺めることができたら、毎日をもっと気持ちよく過ごせるようになります。

写真を投稿してみる


Flower Salon Ambleside

巣ごもり時間を有効活用!せっかく飾った素敵なブーケだからこそ、多くの人に見てもらって幸せをシェアしてみませんか?さまざまなSNSで、花の写真をアップする方が増えています。

ナチュラルな印象で撮りたい方は、カーテン越しで自然光が入る窓際に配置すれば、自然かつこなれた1枚に。ひと工夫したい方は、活けた花をいくつか並べたり、小物や雑貨をプラスワンアイテムすると「映え」に繋がります。飾り方や組み合わせを工夫するだけで、まるでサロンでのひとコマを自宅でも演出できますよ。

SNSにある色んなハッシュタグを使って、共通の趣味を持つ友達を探したり、アレンジメントのアイディア探しにもってこいです♪

まずは1本飾ってみましょう♪


Flower Salon Ambleside

多くの時間を過ごすお家だからこそ、お気に入りのお花を飾ることで、居心地の良い癒しの空間になります。気張りすぎず、おうちにあるマグカップや空き瓶を花瓶として飾ることもできますよ。形が可愛かったり、お気に入りだけど欠けてしまった器を再利用して、長く使えるのも嬉しいですよね。

今回の記事をご参考に、毎日の暮らしにブーケを取り入れて、お花のある生活を楽しんでみてくださいね。