7月7日はカスミソウの日♪星空のようなアレンジメントを


7月が近づくと、思い出すのが七夕。子どもの頃、短冊に願いを込めて飾った方も多いのではないでしょうか。街角や花屋の軒先で、笹がサラサラと揺れる光景を見かける季節になりますね。

実は、七夕の7月7日は「カスミソウの日」でもあります。白く小さな花々が、星々の集まる天の川のように見えることが由来だそうですよ。

普段は脇役として飾られることの多いカスミソウですが、主役級のアレンジも豊富!
爽やかで可憐なカスミソウの魅力を感じながら、おすすめのアレンジメントをご紹介します。

七夕とカスミソウの関係って?

カスミソウの由来と花言葉

カスミソウは、白く小さな花が集まって咲いている様子が、さながら春霞のように見えることから、「霞草」という名が付けられました。

私たちがよく目にする姿は、他の花を引き立てるように、慎ましく添えられていることが多い印象。その佇まいが表すように、「感謝」、「清らかな心」、「無垢の愛」という花言葉が付けられています。優しく、穏やかな花言葉ですね。
最近では、カスミソウで作られたウェディングブーケやウェルカムリースが人気なのも頷けます。

日本の七夕にかすみ草を

カスミソウにはもうひとつ「切なる願い」という花言葉があります。1年に1度、織姫と彦星が天の川を渡って出会える日にピッタリな花言葉ですね。

日本では、稲の開花期が七夕に当たります。古代の日本では、棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機で織った織物を供え物として、豊作を祈っていたそうです。その行事が、奈良時代に中国の伝統行事と合わさって、今の七夕になったと言われています。

このように、身近な行事として定着してきた七夕ですが、花が天の川のように見えることから、生花店や生産者の提案によって、カスミソウの日と定められました。

短冊の色がカラフルなように、近年では色付けされたカスミソウも多く出回るようになりました。星空をイメージしながら、お好きな色を組み合わせて飾るのも素敵ですね。

七夕に飾りたい星座にちなんだ品種名


Mana Flowers

こちらはサロンで実際に使われている生花のカスミソウ。カスミソウには、星を連想するネーミングが多いのはご存知でしょうか?

七夕伝説で、彦星を表すのはわし座ですが、カスミソウにもわし座を意味する「アルタイル」という品種があります。花もちが良く、ボリューム感もたっぷり。
その他にも、「ペールスター」という派手な咲ぶりで純白度も高い品種や、花束に適した「スターマイン」という名が付けられたカスミソウもありますよ。

カスミソウがメイン!華やかリース3種

カスミソウと言えば、密かに人気を集めているのがカスミソウを主役にしたリース。

カスミソウがメインを飾る華やかで洗練されたリースは、夏の日差しにも負けない優しい明るさを持っています。
見る人を、自然と幸せな気持ちにさせてくれる作品をご紹介します♪

カスミソウとリボンのリース


プリマヴェーラ

全体がホワイトとグリーンでまとまっていて、清楚ですっきりとした印象ですね。見た目も涼やかなこちらは、カスミソウとリボンで作られたリース。

オーガンジーのピンクとブルーのリボンが組み合わさって、ドレスのような柔らかさとエレガントさを感じさせてくれます。サロンでは、夏に合わせてブルー系のグラデーションリボンを選ぶ生徒さんが多かったそうですよ。

カスミソウをふんだんに使ったリース


フラワーベリー

生花のカスミソウを惜しげも無く使って、ふんわりと豪華なリースが出来上がりました。存在感たっぷりなリース。

使用するカスミソウの本数も多く、生徒さんは根気よく取り組まれたそうですよ。花畑から摘んできたようなエアリー感を運んできてくれますね。

ペールグリーンに映えるリース


ローズメロウ

ふわっと軽やかなグリーンのリース。つる状の葉がぐるっと輪になって、プリザーブドのカスミソウが顔をのぞかせています。リーフだけではクールな印象ですが、カスミソウの繊細さが際立つ作品に。

ナチュラルな仕上がりで、涼感ある見た目は夏の日差しも和らげてくれそうですね。

ただ飾るだけじゃない!アレンジもひと工夫

ここまでは、リースをメインにご紹介してきましたが、カスミソウを使ったアイデアは他にも。清涼感あるアレンジメントは、夏を涼しく迎えさせてくれますよ。

しなやかなナチュラルスワッグ


Deco R Yokohama

数種類の異なったカスミソウに、ジャスミンがアクセントになったこちらのスワッグ。生徒さんのご希望で、お好きな花材とデザインで作られたそう。

先ほどご紹介したように、ひと口にカスミソウと言っても、花びらの形や大きさ、カラーは様々。ゆらゆらと夏の風に揺れる花々で、暑い夏も心安らぐひと時に。

染めカスミソウのミニスワッグ


Mana Flowers

カスミソウとスターチスの小さなスワッグ。こちらに使われているのは染色したカスミソウ。濃淡あるピンクに、ラベンダーやホワイトが混ざり合って、より可愛らしく、可憐な花束になっていますね。

染めカスミソウには、ブルーやイエロー、オレンジなどカラフルな夏向けのお色もあります。ビタミンカラーで元気いっぱいの雰囲気にしたり、お好みのテイストで作るのも楽しいですね♪

本格派レイ


Mana Flowers

真っ白なカスミソウだけで作られたレイ。プロのダンサーさんが、ステージで身に着けることもあるという本格的なもの。たくさんの花をカットして、黙々と編んでいく地道な作業を重ねて仕上げていきます。

フレッシュフラワーで作るカスミソウのレイは、サロンでも人気が高く、プレゼント用にされる方も。集まって咲く花が、夜空を流れる星々のようにも見えますね。

リングピロー


プリマヴェーラ

玄関先に飾ることの多いリースは、直径が大きいものも多いですよね。
こちらは、ご友人の結婚祝いに制作されたというリングピロー。通常30センチで作っているリースを、20センチほどのサイズにして作られました。リボンをまとったリースに、パールピンをつけて、リングを掛けます。

このように、晴れやかな日のギフトにもカスミソウは重宝しますね。

ウェルカムスタンド


Deco R Yokohama

「清楚で華やか」と生徒の皆様にも大好評だったという、カスミソウのウェルカムアイアンスタンド。アンティーク調のスタンドに、アーティフィシャルフラワーのカスミソウが、バランス良くあしらわれています。シルバーリーフもオシャレで、涼感の演出に一役買っていますね。

デコレーションされているリボンは、「幸福を呼ぶリボン」という名だそうですよ。エントランスから、幸せを運んできてくれそうですね♪

あなたのお部屋にもカスミソウを

日ごろからアレンジに欠かすことのできないカスミソウ。涼しげで、どんな花とも相性の良いカスミソウは、どんなお部屋のテイストにもマッチします。日持ちもするので、夏の暑い時期にもおすすめ。

七夕に「笹の葉を活ける場所がない」という方にも、カスミソウなら吊るしたり束ねたり、さりげなく飾れるのでスペースにも困りません。

この夏、願いごとと一緒に、カスミソウの花束で天の川を演出してみませんか?
お近くの教室は、こちらから♪