春に咲く花々はなぜか黄色が多いですよね。
光を連想させる黄色は、お日さまのパワーが感じられる春にふさわしい自然の贈り物。
ミモザもそんな春に咲く黄色いお花のひとつ。
羽毛のような綿のような、ふわふわの黄色いお花がかわいらしいミモザは「春を告げる花」と呼ばれています。まだ空気がひんやりとする季節に花を開き、春はそこまで来ているよと伝えてくれるのです。
フォルムもふんわりとかわいらしく、春のやわらかな陽だまりを感じさせてくれる淡い色彩が幸福感を与えてくれます。
ミモザのふるさとであるヨーロッパでは、日本の桜のように人々から愛されています。
ミモザ祭りのあるフランス、ミモザの日が制定されているイタリアなどのように、人々の生活の中に溶け込んでいます。
ミモザサラダやカクテルのミモザなど飲食物にも名前が冠されていますし、香料として香水の原料にもなっていますよね。
見ているこちらを温かい気持ちにさせてくれるミモザですが、切り花として飾ったり、アレンジしたり、ドライフラワーにしたりと様々な飾り方があるのも楽しいところ。
ぜひミモザで春を感じてみてはいかがでしょう。
ミモザの花言葉
ミモザの花言葉は「秘密の恋」「優雅」「友情」
ミモザはネイティブ・アメリカンたちが愛の告白に使っていた花。
そこから、胸に秘めた恋心を表す「秘密の恋」という花言葉を持つこととなりました。
もう1つの花言葉「友情」は、小さな花が集まって1つの花になることからつけられたそう。
また、ヨーロッパでは、プレゼントされた人は幸せになれる「幸せを運ぶ花」として親しまれています。
ミモザ祭りやミモザの日には、町にミモザ売りが現れ、お祝いの花として人気を集め、人々はこぞって買い求めるそうですよ。
ミモザを長く楽しむコツ
ミモザ選びのポイントは、綿のような花がなるべく多く付いている花を選ぶこと。
普通のお花はつぼみの状態のときに買ったほうが長持ちしますが、ミモザは別なのです。
ミモザの場合、つぼみの方が長く楽しめそうだからといって開花していないものを買ってしまうと、つぼみのまま終わってしまうことが多くあるので注意が必要です。
ふわふわの黄色いお花が咲いてこそ、ミモザの芳しい香りが楽しめるのですね♪
つぼみのミモザを買ってしまったらどうするの?
つぼみの多いミモザを買ってしまっても元気に開花させる方法があります。
その方法は暖房の効いていないお部屋で霧吹きをかけること!
ミモザのつぼみが硬いまま終わってしまうのは乾燥が原因なんです。
少しでもつぼみがほころびかけていれば、咲く可能性を残していますので試してみる価値はありますよ。
開花し切ったミモザに霧吹きすると、お花が変色してしまうのでNGです。
羽毛のようにふわふわな状態にまで咲き切ったミモザでも、乾燥したお部屋に飾ると、日に日にしぼんでいってしまいますので、飾るときも湿度には注意してくださいね。
いろいろなミモザのアレンジ
この季節になるとミモザのさまざまなアレンジをブログやインスタグラムで見かけますよね。
ここでは人気のアレンジをピックアップしてご紹介いたします♪
ミモザリース
ふわふわ、ぷくぷくとかわいいミモザはリースにピッタリのお花。
ミモザだけでアレンジすると、たくさんの小花が敷き詰められた春の花畑のようです。
イエロー×グリーンの色彩が、見ているこちらを幸せな気持ちにしてくれますね。
黄色の綿毛がふわふわとして、光が当たると幻想的な雰囲気すら感じさせてくれます。
他の植物と組み合わせると、ミモザは脇役に。
そうはいっても、このフレッシュなイエローがアクセントとなって作品全体に輝きを与えてくれます。
白×グリーンという清楚なイメージの色合いの中に黄色を入れると、グンとパワーが感じられますね。
グリーン×イエローメインの春らしいリースの作品。
ミモザのふわふわのお花が柔らかい印象をプラスしていますね。
こちらはミモザと多肉植物のコラボリース。
多肉植物との相性もとてもよく、ナチュラル感あふれる出来栄えになっていますね。
フライングリース
同じリースでもこちらは吊るして飾ることができるフライングリース。
シャンデリアのように吊り下げることで、360度どこからでもリースを楽しむことができます。
こちらはたっぷりのミモザが見ごたえのあるフライングリース。
ミモザの房が垂れ下がるような形状を利用して動きが感じられる仕上がりになっていますね。
見上げるたびに春の温かさを感じることができそうです。
スワッグ
ドイツ語で「壁掛け」の意味を持つスワッグ。
束ねたお花を壁に掛けるだけ!という手軽さと、吊るしておけばドライフラワーにもなるという変化も楽しめて今とても人気です。
ざっくりとしたナチュラル感がまた素敵ですよね。
こちらのスワッグはミモザをふんだんに使った鮮やかなアレンジ。束ねた白いリボンが可愛らしく、ナチュラルさを引き立てています。
バスケットアレンジ
お花畑からそのまま摘んできたような自然さが魅力のバスケットアレンジ。
大きめのバスケットにたくさんの花材を使ってアレンジされた豪華な作品です。
白×グリーンのさわやかなイメージの中にミモザのイエローがアクセントになって素敵です。
パニエアレンジの中のかわいいミモザ。
少ない量ですがミモザの存在感は光りますよね。入れると入れないとでは出来栄えにかなり違いが出てきそうです。
ミモザを使った春らしい季節のアレンジ、とっても素敵ですよね。
作ってみたい方はお近くのサロンで楽しんでみてはいかがでしょう♪