優美で幻想的な「藤」を見に行こう♪


あっという間に終わってしまった今年の桜。

葉桜の中開催される桜祭りもあったり、時期がずれたせいで花見もできなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。桜の名残を惜しむ声が聞こえますが、これからの季節はぞくぞくと美しい花々が開花しますよ♪

特にオススメなのが「」です。

マメ科のつる性落葉木本の一種で、淡紫色または白色の花を房状に垂れ下げて咲かせる高貴な藤。しだれ落ち、頭上を覆う藤の美しさは壮観です。ハフィントンポストUS版で日本の藤は「地球上で最も美しい場所になる」と賞賛されました。

藤は、古代から育てられている最古の園芸種のひとつ。長きに渡り大切に育てられてきました。その紫色は、平安時代高貴な色とされていて、皇族や貴族を中心に大流行しました。和歌に詠まれたり、源氏物語にも光源氏の想い人「藤壺」が登場しますよね。とても長寿で、ツルが長く伸び広がり、棚の上から降り注ぐように芳醇な花を咲かせます。それ故に繁栄を象徴する花とされました。時代が下がると、小さな花が房のようになって咲く様子から、振袖姿の女性に見立てられるようになりました。

藤の仲間は世界各地に自生しているそうですが、日本で見られる観賞用の藤棚のほとんどは、日本原産のものです。

1000年以上昔から、和文化のラグジュアリーなシーンを飾り、親しまれてきた藤。日本各地には藤の名所が沢山存在します。今回は絶対に訪れたい藤の名所をいくつかご紹介したいと思います。

花の見ごろは例年4月の終わりから5月ですが、今年は桜からもわかるように、とても早まっているそうです。今年の藤鑑賞はお早目の予定を立ててくださいね!

あしかがフラワーパーク[栃木県]

あしかがフラワーパークは、季節の花々を集めた、いわば花のアミューズメントパーク。そして、藤の名所としてとても有名です。

今年も「ふじのはな物語~大藤まつり2018~」が開催されます♪観測史上最も早い開花となった今年は、開催期間を繰り上げて開始されることになりました。

期間は4月14日(土)~5月20日(日)栃木県指定天然記念物である大藤は、樹齢150年におよぶ600畳敷きの藤棚を持ちます。さらに、桜色のまばゆい薄紅藤や、長さ80メートルもの白藤のトンネル、きばな藤のトンネルなど350本以上の藤が咲き誇ります。


映画『アバター』の魂の木のような幻想的な光景が広がるとCNNに賞賛され、「2014年 世界の夢の旅行先10箇所」に日本で唯一選ばれました。咲く藤色の順番は、薄紅、紫、白、黄色の順番で約1ヶ月楽しむことができますよ。

あしかがフラワーパークは冬のライトアップでも有名ですが、4月14日(土)より、藤をメインにツツジやシャクナゲなどのライトアップも始まります。

池に写り込む藤はとても現実とは思えないほど美しいです。夢の中のような幻想的な雰囲気を味わってみてはいかがでしょう。

昼とは違った藤の一面を目にすることができますよ。ライトアップが行われる夜の部(17:30以降)は、昼の部に比べて最大500円引きと、お得に入場できます。藤だけではなく沢山のお花で溢れていますので、ぜひすみずみまで堪能してくださいね♪

河内藤園[福岡県]


海外のサイト内において「世界の絶景TOP10」「実在する世界の美しい場所10」として紹介された河内藤園。観光客で溢れると、藤を痛めてしまうという理由でCM等の宣伝は一切していません。TwitterやFacebookなどの情報で世界中の人に知られることになりました。

入場するとすぐに藤の花のトンネルが現れ、別世界に誘われます。

トンネルには何種類もの藤が咲き誇り、様々な色の藤を楽しむことができます。水彩のグラデーションがかかったような色彩に目を奪われることでしょう。トンネルを登った先に広がるのは、藤棚で覆われた約1000坪の広場。薄紫の藤の花が頭上を覆い、まるで藤のシャワーのようです。

こちらの園は藤園というだけあって、どこを歩いても藤の花で溢れています。大藤棚にしたたる大藤の豪華さは圧巻です。360度から鑑賞することのできる藤のドームや、ぶどうの房のような珍しい八重の藤も植えられ、見所満載です。素晴らしい藤の美しさを楽しんでくださいね。

今年の見ごろは4月25日前後から5月5日前後になるのではないかと予想されています。

海外のサイトやyoutubeなどでも取り上げられた河内藤園は、その美しさを一目見ようと国内外から多くの観光客が来園します。混雑を抑え、園内をスムーズに楽しんでもらうために、入場はチケット制を採用していますのでご注意くださいね。コンビニで購入できますので、チケットを持ってお出かけください!

亀戸天神[東京都]

東京一の藤の名所と名高い亀戸天神

学問の神様である菅原道真を祀っていることから、受験祈願で有名ですよね。江戸時代には歌川広重が「名所江戸百系」に亀戸天神の藤を描いたことからも、古くから藤で有名だったことが伺えます。

毎年4月中旬からゴールデンウィーク終了まで「藤まつり」が開催され、多くの人が訪れます。お茶会や伝統芸能などの催し物、屋台や露天が出てとてもにぎやかです。

亀戸天神の境内には、15の藤棚に100株の藤が植えられています。咲き乱れる様は壮観で、滝のようにしたたる藤、心字池に写る様子、散って池に漂う花弁、太鼓橋の赤と紫のコントラストもとても映えます。東京スカイツリーとの共演も抑えておきたい見所の一つです。

特に魅力なのがライトアップされる夜の藤です。日没から0時までと遅くまで開催されていますので、昼のような混雑もなく、ゆったりと鑑賞することができます。闇に浮かぶ優美な藤の花は幻想的で、現実離れした感覚を与えてくれます。

さらに、ぜひご覧になっていただきたいポイントが、夜の心字池。夜の心字池は漆黒の鏡面のようで、ライトアップされた藤を映し出してくれます。夢のように美しい魅惑のひと時を味わうことができますよ。