こんにちは。
世田谷でパリスタイルのお花の教室『FOUR SEASONS FLOWER』を主宰している山根広子です。
幼稚園のママ友達とお花を囲む『お花の会』で、教えることの楽しさに目覚めた私!
始めは、『先生』なんて呼ばれることがくすぐったくて、『友達なんだから、やめてよ~^^;』なんて言っていたのですが、作品をもっと良いものにするためにアドバイスしているうちに、次第に顔も真剣に・・・。
『先生!』と呼ばれる度に、それに応えることに責任感を感じるようになりました。
ママ友達が自然と、私を本当の『お花の先生』にしてくれた気がします。
ママ友達に教え始めて半年が過ぎた頃、本格的に教室をスタートさせようと決意!
まずは、通ってくれていたママ友達、そしてその他の友人たちに、『教室をスタートさせたいので、もしよければ、お友達を紹介してください』と勇気を出してお願いをしました。
お花は、衣食住には関係のない分野!ないと絶対に生きていけないわけではなく、趣味性が高い分野です。
『親友だから通ってくれる』・・・という類のものではなく『お花が好き!』という動機がなければ、なかなか続けるのが難しい習い事です。
私自身は友人に声かけしても新しく通ってくれる人をほとんど見付けられなかったのに、数少ない生徒さん達がお花好きなお友達を連れてきて下さいました。
こうして教室をスタートさせたのが、2010年の6月。
いつものママ友達に加えて『初めまして!』の生徒さんが3人来てくださいました。
この3人の生徒さん、今でも通ってくださっている私の大切な生徒さんです!
この頃はホームページもなく、ブログも教室をスタートさせた月に始めたばかり!
最初の頃は、1日の読者も2~3人(笑)
口コミのみで生徒さんを増やすしかない状態でした。
それでも、ありがたいことに生徒さんが生徒さんを呼んできて下さり、少しづつ増えてはいました。
しかし、どのように教室を運営すればよいのかわからず、大海に漕ぎ出した小舟のような気持ちでした。
そんな時に出会ったのが、私のお料理の先生の若林三弥子先生です。
サロネーゼとしてとても有名で、当時でも生徒さんが数百人、キャンセル待ちも数百人・・という、雲の上の神話を聞いているような気分になったのを覚えています。
そもそも、個人の先生がご自宅でレッスンをしている『サロン』というものに、一度も行ったことがなかった私。
『どうしても三弥子先生のレッスンに行ってみたい!』と、デパートで開かれた先生のセミナーに、当時5歳だった息子を連れて出かけました。
その後、ご縁をいただき先生のサロンにも通わせていただけることになりました。
そのセミナーで伺った先生のお話し、そして実際のレッスンにお邪魔して感じたことが、私の教室を始める基盤を作ってくれました。
先生がおっしゃったいつもいつも胸に刻んでいる忘れられない言葉・・・
『レッスンは、私からの「大感謝祭」です!たくさんの教室の中から、私を選んでくれて本当にありがとう。ここで過ごしていただく数時間が、絶対に楽しく、幸せな時間になるように、私が全力でおもてなしさせていただきます。」
大手の教室でお花を学んできた私にとってレッスンとは、会議室のようなスペースで黒板を前に授業を受ける場でした。
ですが、三弥子先生のレッスンに伺って、個人の自宅で行うレッスンは全く違うものなのだ!ということを肌で感じました。
先生の人柄に触れ、先生の暮らしぶりに触れ、『先生ワールド』にどっぷりと浸かる数時間・・・。
その非日常の雰囲気の中の数時間が、日頃の疲れを忘れさせてくれ、元気をいただき、帰る頃には心の中が『幸せ』で充電される、かけがえのない時間であること・・・。
そうした時間を過ごしていただくために、全力を尽くして責任を持つのが、真のサロネーゼであること・・・。
このことを三弥子先生から教えていただきました。
今でも私のレッスンの『柱』になっています。
そして、こちらも忘れられない三弥子先生の言葉!
『幸せになりたいと思ったら、誰かを幸せにしなければ!ただ存在するだけで誰かを幸せにできるようなオーラのある人ならともかく、自分の体を動かさなければ、誰かの心を動かすことなんてできない・・・』
『教室』は、誰かを幸せにしてあげるために、自分の体を動かすことができる場所なのです。
こんな私でも、誰かを幸せにしてあげられる・・・このことが、どれほど自分自身に喜びを与え、生き甲斐をくれていることか・・・。
教室を始めてから、私の第二の人生がスタートしたと言っても過言ではありません。
こうやって生きていくことは、きっと私の人生にとって良いことのはず・・・。
今後の人生をかけて取り組む価値のあることを、ようやく見つけることができました。
最初はクチコミのみで少人数だった私の教室ですが、どのレッスンも、皆さんに『幸せ』を感じていただくために、全力を尽くしました。
心を尽くしていれば、自然と、生徒さんも増えてくるはず・・・と信じて。