押し花とは

押し花とは、草木や花を紙などの間に挟み、押し付けて乾燥させたものです。

押し花は、16世紀頃に西洋の生物学者が標本を作る際に発明したといわれています。
日本では、江戸時代頃から、押し葉や押し花が行われていたようです。


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以前は、辞書などの厚みのある本に挟んで作ることが多かった押し花。近年では、電子レンジやアイロンを利用した作り方も生まれました。その他、乾燥させるために使う専用のシートなども販売されています。

これらを使うことで、乾燥にかかる時間が短くなり、色鮮やかで美しい押し花を作ることができるようになりました。ラミネート加工や、専用の保存袋を利用することで、押し花を綺麗なまま、数年間保管することも可能になっています。

お花を押し付けて作る押し花は、ドライフラワーとは違い、仕上がりが平面になります。そのため、ハンドクラフトの素材としての使い勝手もよく、ネイルアートの素材や、デコパージュやレジンクラフトの作品作りにも、よく利用されています。

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